2012年4月25日水曜日

ストラップの選び方ワンポイントアドバイス

みなさんがストラップを選ぶときのポイントは何ですか?デザイン、色使い、素材、長さ、フィット感などいろいろありますが、僕がちょっとこだわっているポイントを紹介したいと思います。 

まず基本的に、あまりデザインの派手過ぎないものを選ぶようにしています。ブラック一色のシンプルなものが多いですね。特に理由はなく完全に個人的な趣味によるものです。素材としては革製、ファブリック製、ナイロン製、ウレタンパッドが入っているものなどがあり、使い心地がそれぞれ違います。一時期ウレタンパッド入りのものを好んで使っていましたが、肩への負担が少なくてなかなかオススメですよ。

現在はほとんど全部のギターに革製のものを付けていますが、同じ革製のストラップでもちょっとした違いがあります。ここが僕のこだわりポイントなのですが、ストラップの裏側、つまり肩に当たる部分が「素の」革素材になっているものが自分には1番合っていると思っています(写真をご覧ください)。
その理由ですが、鞣(なめ)してある革だとツルツルしているので滑りやすく、ギターの角度も変わりやすくなってしまいます。僕はなるべくいつも同じギターの角度をキープしていたい方なので、ストラップの裏側が滑りずらい、鞣していない「素の」革素材のものを探して使っているというわけです。 


この辺りは人それぞれの好みや演奏スタイルにも依るところだと思います。ギターを派手に動かしながら弾きたい人はストラップが滑りやすい方が良いと思います。ちょっとしたポイントではありますが意外と演奏性に関わってくるところだと思いますので、みなさんもちょっと気にしながらストラップを選んでみてくださいね!

2012年4月14日土曜日

How to play マッフルストローク

マッフルストロークとは。。。
弦に左手がふれている状態で、音程がなくチャッという弦を弾く音だけを出すストロークをマッフルストロークといいます。マッフルストロークをストロークのパターンに混ぜて弾くと、アクセントが付いて生き生きとした演奏になります。骨太なロックやフォークなどでは欠かせないサウンドです。右手のパームで弦をミュートする方法、左手でコードフォームを押さえる代わりに弦をミュートしてストロークする方法、その両方を合わせて使う方法があります。
ここではマッフルストロークの代表的なパターンをジャンル別に紹介します。

■ロック的パターン
1小節のパターンによる譜例です。王道のロックサウンドのバッキングパターンです。全編ダウンストロークのハーフミュートで弾き、バツ印のところでマッフルストロークを使います。アクセントを意識してメリハリを付けられるとダイナミックな演奏になります。

2012年4月8日日曜日

アドリブ研究:II-Vコード進行の応用フレーズ by Wes Montgomery

僕がこれまで耳コピーをし、蓄えてきたアドリブフレーズを紹介します。指使いやニュアンスなど演奏における注意点の他に、音使いのアナライズも解説しています。ぜひアドリブのアイディアを広げる参考にしてください!


■フレーズの概要
Wes Montgomeryは現代ジャズギタースタイルの基礎を生み出した伝説のギタリストです。オクターブ奏法、右手の親指だけを使った演奏方法、ダイナミックなアドリブの組み立てなど特徴的な部分は数多くありますが、忘れてはいけないのが一つ一つのフレーズがとてもメロディアスであるという点。今回のフレーズはジャズに典型的なコード進行のII-V-Iの箇所で出てくるものですが、Be-Bopの流れを受け継いだ正統的なフレーズを学んでください。


2012年4月5日木曜日

PatMethenyLabo:Target Note Approach、Third Wind研究と"unit"

ここではtarget note approachで演奏されたフレーズを分析し、どのようなコンセプトが含まれているのかを考察してみたいと思います。実際に演奏された映像と譜例をご覧ください。DVD "More Travels" に収録されている「Third Wind」から、前半のテーマが終わり、アドリブに入る直前に演奏されているtarget note approachフレーズです。(再生時間 1分38秒)



4小節に渡って16分音符で怒濤のように弾かれていますね!この長いフレーズの中にtarget note approachの仕組みを明らかにする重要な要素が含まれています。まずTAB譜を見ながら弾いてみましょう。(大きく見るには画像をクリック!)