2012年2月14日火曜日

ソルフェージュの読み方

ソルフェージュとは?
みなさんご存知のように、音階を歌うときには「ドレミファソラシド」と歌いますよね。いろんなメロディがこのドレミで歌えるわけですが、曲によってはドレミのどこかの音が変化しているメロディもあります。例えばファが半音高く(シャープ)なっていたり、ミが半音低く(フラット)なっていたり。このような音を歌うときに「ファのシャープ」とか「ミのフラット」と歌っていてはメロディのリズムが変になってしまいます。全ての音をリズムに合わせて歌えるように、変化した音も一語で表現できる方法がソルフェージュです。ではソルフェージュの仕組みを見ていきましょう。

まず普通のドレミファソラシドはこのように表します。

Do, Re, Mi, Fa, So, La, Ti



全てアルファベットで書きます。アルファベットの綴りも重要なので一緒に憶えてください。最後の「シ」のところが「Ti」となっていて、この読み方は「ティ」となります。「シ」ではない理由は後ほど紹介しますので、取りあえずこのように憶えてください。
では各音が変化したものを紹介していきます。まず半音高くなるシャープの音をみていきましょう。

Doのシャープ:Di
Reのシャープ:Ri
Miのシャープ:Faになるのでナシ
Faのシャープ:Fi
Soのシャープ:Si
Laのシャープ:Li
Tiのシャープ:Doになるのでナシ

このようになります。各音の音便をみると(i)になっていますね。シャープ系の読み方は母音が(i)になります。MiとFaの間とTiとDoの間は半音なので、それぞれのシャープを表す言い方はありません。またSoのシャープがSiになりますが、ここで「シ」という読み方が使われるので先ほどの「ティ」が必要なのですね。

次に半音低くなるフラットの読み方です。Tiから下にくだっていく方向でみてみます。

Tiのフラット:Te
Laのフラット:Le
Soのフラット:Se
Faのフラット:Miになるのでナシ
Miのフラット:Me
Reのフラット:Ra
Doのフラット:Tiになるのでナシ

各音の音便は(e)になっていますね。フラット系の読み方は母音が(e)になります。ただ「Re」だけ最初から母音がeなので、例外的にaを付けて「Ra」となります。ちょっと混乱しやすい部分なのでしっかり憶えてください!またFaとDoのフラットはそれぞれMiとTiになるので別の読み方はありません。

説明は以上です。ソルフェージュを使えば全ての音を言い表せるようになるのですね!ソルフェージュを使っていろんな曲を歌えばとても良いイヤートレーニングにもなります。ぜひソルフェージュを憶えて使えるようになってください!