2012年2月4日土曜日

ウクレレの種類について

ウクレレには大きさの異なる4種類のものがあります。小さなものから順番に、ソプラノ、コンサート、テナー、バリトンという名前です。それぞれの特徴と使い方を説明しますので、新しく購入を考えている人はぜひ参考にしてください!

ソプラノ
ウクレレの中で一番小さいのがこのソプラノです。フラダンスの伴奏などで使われている、伝統的なウクレレがこれです。ボディが小さいのでとても可愛らしい音色がします。ソプラノの中でもネックの短いものと長いものの2種類があります。ネックが短いものはフレットの数が少ないので(全部で14フレットくらい)、伴奏を弾くのに向いています。見た目的にとてもシンプルなので一番弾きやすいのではと思うかもしれませんが、大人の人が弾くにはちょっと小さめです。小さなお子さん(小学校入学くらいまで)に初めての楽器として選ぶのであれば、ネックの短いソプラノが最適だと思います!一方ネックの長いソプラノはフレットの数が18から19フレットと多く、操作性が良いので伴奏にもメロディ演奏にも使えます。手軽に、でもしっかり練習したいという人にはおすすめです!


コンサート
誰でも弾きやすく、一番実用的なのがこのコンサートです。ソプラノに比べてボディが一回り大きいので、しっかりした音色が出ます。ネックは長くフレット数が多いのでどんなメロディや伴奏も弾くことができますが、音色が温かくまろやかな響きなのでコードの伴奏で使うのがぴったりの使い方だと思います。大人の人が最初に買うのであればこれがベストです!小学校高学年以上の子供たちもこのコンサートから入るのが良いと思います。

テナー
コンサートよりもさらに一回り大きいサイズがこのテナーです。低音がどっしりした、より迫力ある音色が出ます。伴奏やメロディの両方を弾くことができますが、どちらかと言うと1音1音をしっかり弾く必要のあるメロディ弾きに向いていると言えます。音色の存在感がとてもあるので、ソロウクレレを弾きたい人やバンドの中などでウクレレを使いたい人に特におすすめです。ジェイク・シマブクロのように、まるでギターのようにウクレレをガシガシ弾きたい人にはもってこいです!

バリトン
他の3種類とは少し違った特徴をもつのがこのバリトンです。ボディサイズは一番大きく、小さなギターといった感じに見えます。チューニングも他の3種類とは違い、低い音が出るようになっています。ウクレレらしい可愛らしい音色はあまり出ないので演奏する人はそんなに多くありませんが、逆に他の人と違うアプローチを狙うには面白い楽器だと思います!高い音のウクレレと一緒に弾いてベースのような役割をしたり、ウクレレオーケストラの中で低音部を担当するというようにも使えます。

自分にとってどんなウクレレが合っているのかは、実際に手にしてみないことには分かりません。お友達に持っている人がいたらちょっと触らせてもらうとか、楽器店にいってちょこっと触らせてもらうとかしてウクレレの感触を確かめてみるのが一番です。自分に合うウクレレをじっくり探してみてくださいね!