2012年3月11日日曜日

ピックの使い方基本講座

指弾きと並んで大切なテクニックがピック弾きです。ピックは慣れるまでなかなか扱いにくいものですが、コツをつかめば大丈夫!ピック弾きを上手くできるようになる方法を紹介します。

右手の形をしっかり作ろう!
単音ピッキングをするために一番最初に大切なのは、「安定した右手の形を作る」ということです。1本1本の弦をきちんと弾けるようになるために、まず次のように右手の形を作りましょう!

ピックを握り、右手を弦の弾きたい場所の真上に持ってきます。このときピック、手首、指は弦に触れないで、浮かせたままにしておきます。


次に、ピックを6弦に当ててそのまま触れた状態にしておき、小指を1弦側のボディに当てます。小指をボディに当てることで、浮いて不安定だった右手がしっかり安定します!

最後に、小指は動かさずにピックだけをゆっくり動かして1弦に当てます。手のひらが収縮する感じですね。この「小指を軸にした6弦~1弦の動き」をできるようになれば基本はOK!
この動きに慣れたら、6弦、5弦、4弦...というふうに1本ずつ弾く練習をします。この練習は自分が今何番目の弦を弾いているのか?という感覚を養うためのものです。



動画でチェック!
このピッキング用の練習エクササイズを一つ紹介します。6弦→5弦、6弦→4弦、6弦→3弦...の順番で、1本の弦につき2回ずつピッキングしています。スピードが速いので難しく聞こえるかもしれませんが、初めはゆっくりのテンポからチャレンジしてみてください。何弦を弾いているのかをしっかり意識することが大切ですよ!

右手の安定こそ良い演奏の基本!
実はピッキングの形にはいろいろあって、その人ぞれぞれの演奏スタイルによって向き不向きもあります。しかしどの形にでも言えることは、安定した右手のフォームがとても重要だということです。ここで学んだベーシックな形をマスターすればどんなピッキングもできるようになるし、何より良い演奏ができるようになります!頑張って根気よく練習してくださいね !