2012年3月13日火曜日

自分に合ったギターを探そう!

世の中にはすごくたくさんの種類のギターがあります。 その中から自分に合ったギターを見つけるためには どんなギターがどんな音楽に合っているのか? を知る必要があります。 「これからギターを始めたい!」という人も、 「新しいギターを買いたい!」という人も、 まずこのページをご覧になってください! きっといいアイディアが浮かんでくるはずです!
では代表的なギターを例に挙げて、 それぞれのギターの特徴を説明したいと思います。

アコースティックギター(スティール弦)
いわゆる「アコギ」と呼ばれているタイプのギターです。スティ ール弦(鉄弦)の艶やかできらきらした高音と密度の濃い低音が ボディ全体を共鳴させて豊かなサウンドを生み出します。ストロ ークでガシガシ弾いたりアルペジオなどの指弾きで繊細に爪弾い たりなど、その音楽スタイルによっていろいろな奏法が生み出されてきました。またボディを作っている木材の種類で音質が大きく左右されるので、何の木を使っているのか?というところに注目してみると面白いと思います!

写真:Collings OM2H。その小さめのボディからは 想像もできない程の鳴りと、まさに「色っぽい」サウンドが素晴 らしい楽器です。戦前のマーティンを手本に、改良を加えたという作り方にその秘密があるのでしょうね。



ガットギター
ボサノヴァ、フラメンコ、クラシック音楽などで使われているギターです。弦は1~3弦がナイロンでできていて(4~6弦は鉄 の巻き弦)、丸くあたたかい音色が独特の優しい雰囲気を作 り出します。各国の伝統的音楽(ブラジルならボサノヴァ、 スペインならフラメンコのように。)に深く根差していて、 その奏法は多種多様です。

代表的ギタリスト:パコ・デ・ルシア(フラメンコ), ジョアン・ジルベルト(ボサノヴァ)etc...
写真:ALHAMBRAというメーカーのクラシックギター。あたたかい中にも芯のあるサウンドが特徴です。

ジャズギター
フルアコとかフルアコースティックギターとも呼ばれ、主にジャズでよく使われています。ピックアップの取り付け方によってボディの鳴りが異なりますが、フローティングタイプはアコギに近いナチュラルサウンドが得られ、直付けタイプはボディの振動が適度に抑えられたタイトな音色がします。有名なモデルとして、Gibson L-5やES175などがあります。

代表的フルアコ使用ギタリスト:Wes Montgomery, John McLaughlin, Pat Metheny, etc, etc...
写真:Heritage Eagle Custom。フローティング ピックアップを搭載し、よりアコースティックな音色がします。

エレクトリックギター
いわゆるエレキギターと呼ばれるもので、ボディがアコギのような箱型ではなく、板状のボディ(ソリッドボディ)になっています。弦の振動がボディ内部で共鳴しないので、アタック感が柔らかでマイルドな音が出ます。しかし共鳴しない分フィードバックが起こりずらいので、アンプやエフェクターを使っていろいろな音色を作ることができるのが大きなメリットです。

代表的ギタリスト:Eric Clapton, Jimi Hendrix, Mike Stern etc, etc...
写真:Fender Telecaster。シンプルなピックアップ構成と回路から力強い音を出してくれるギターです。ブルースやカントリーで使われることが多いようですが、最近はジャズ・フュージョン系のギタリストも使っています。

ここまで、いかがでしたか?ギターには本当に数え切れないくらいたくさんの種類があります。その中から自分のスタイルに合った1本を見つけるためには、いろんな情報を仕入れて検討するのが良いと思います!一番手っ取り早いのが、楽器店で弾かせてもらうこと。選択肢がたくさんありますからね。でも逆に目移りしてしまうとも言えるので、ある程度目安を付けてから弾かせてもらうと良いでしょう。
購入時に考えるポイントは、1:種類、2:弾き心地、3:予算、4:インスピレーション、などがあると思います。手に持ってみたときに「これだ~!」とピンとくる場合もあると思いますが、プラス、ボディサイズが自分の体にあっているのか、抱えやすいか、ネックは握りやすいか、素敵な音がしているか、などに気を付けて選ぶと目的に合うギターを選べると思いますよ!