2012年1月21日土曜日

How to play ダウンストローク

■ダウンストロークとは
ダウンストロークはピックを使って伴奏するときに必要なテクニックの一つです。ピックを6弦の低音弦側から1弦の高音弦側に振り抜き、6本の弦全てを鳴らすのが基本です。場合によっては6本の弦のうち部分的に5本、4本、3本などを鳴らすこともあります。リズムギターに不可欠なテクニックなので、しっかりマスターしてくださいね。



■ダウンストロークの演奏方法 
まずピックを指に力を入れずに柔らかく持ちます。6弦から1弦に向かって、全ての弦にピックが当たるように弾き下ろします。ピックが弦が引っかからないように手首を柔らかく使い、肘から先を大きく動かして弾いてください。全ての弦が同じ音量で発音し、6本の弦の音が一つにまとまって聞こえるようにすばやく弾きましょう。このときピックが指の中で動いたりずれたりする感覚があるかもしれませんが、かと言ってピックを強く握ってはいけません。固く力んだ音色しか出なくなり、スムーズにダウンストロークを弾くことができなくなってしまいます。柔らかくピックを持つ感覚を保ちながら演奏できるようにがんばりましょう。

■ダウンストロークのコツ
ストロークを上手に演奏するためには、柔らかい手首の動きが不可欠です。手首が固い状態でストロークをすると、右腕の力がそのままピックから弦に伝わるので、粗くてつぶれた音色になってしまいます。手首をリラックスさせて、ピックを6弦側から1弦側に向かって掃き出すように手首を回転させて弾きましょう。また歯切れの良い音色を均等に出すためには、手首のスナップを意識することも重要です。スナップを使うとピックをより素早く動かすことができるようになり、6本の弦がより一つにまとまって聞こえるようになります。

[ワンポイントアドバイス]
ストローク演奏はギターを豪快にかき鳴らすことが多いので、思いきり強く弾いているのではというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実はそうではありません。ダウンストロークは重力の向きに逆らわない、下方向への動きです。なので手の重みを自然にピックに乗せることができ、腕に力を入れなくてもしっかり音を出せます。普通の音量で弾いている中に時々強いアクセントを付けるような音量の変化も無理せず付けられます。またピックでストロークを弾く場合には、弦振動から生まれる音色の他にピックが弦にカチカチ当たるクリックサウンドが得られます。ピックでのストロークがリズミカルで、パーカッシヴなサウンドになるのはこのためです。スムーズで歯切れの良いストロークで素敵なリズムギターを弾けるように、がんばって練習してくださいね。