2012年1月19日木曜日

ピックの握りの力加減


ピックを握るとき「ピックがずれないように」という意識で握っている人がほとんどだと思います。確かに演奏中にピックがずれ落ちてしまわないようにするのは大切なのですが、だからといって強く握ってしまうと音色が固くなり右手が柔軟に動かなくなってしまいます。音色と演奏性を両立させるために、ピックの握りの適正な力加減を学びましょう。

■握りの力加減をチェックしよう
ではまず自分がどのくらいの強さでピックを握っているのかチェックしてみましょう。ピックを握り、ピックの先端をもう片方の手の人差し指で触ります。ピックの先端を上下に動かしてみてください。ピックの状態はどうなっていますか?ピックが柔らかく上下に動けばOKですが、もしピックが動かない状態であればピックの握りが強すぎるということなので、力加減の修正が必要です。



■ピックは柔らかく握ろう
適正な力加減は「柔らかく握る」です。動画のようにピックが柔らかく上下に動くのがベストです。指の中でピックが遊ぶ感覚をまず覚えましょう。ギターを弾くときにはピックの遊びとピックが弦に当たる感触を指先で感じながら弾きましょう。この握り方ができるようになると柔らかい音色になり、ピックをコントロールしやすくなります。

■ピックは "ずれる" のが当たり前
このベストな握り方をしていてもピックがずれてしまうことはありますが、ピックはそもそもずれるのが当たり前なのです。ピックのずれと上手に付き合いながら演奏するのが上手なギターの弾き方です。ずれてしまったら持ち直したり、ピックが当たる角度を変えたりしてずれを直しましょう。演奏中にずれを直すのは難しいかもしれませんが、ピックを強く握る方向には絶対戻らないように気をつけましょう。ベストなテクニックを身に付けるには時間がかかります。最初は違和感があっても、我慢して良いテクニックを練習しマスターしてくださいね。